2020.2.4
レッスン4
これらの考えには何の意味もない。それらは、この部屋に《この路上に、この窓の外に、この場所に》見えているものと同様である。
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今日の練習時間は、まずはじめに約一分間、
あなたの心の中をよぎるさまざまな考えを注視することから始める。
その後、今日の概念をそれらの考えに適用する。
もしすでに不愉快な考えを意識しているなら、
それらを今日の概念の対象にする。
しかし、あなたが「悪い」と思っている考えだけを選んではならない。
自分の考えを見つめる訓練をしていくなら、
それらは実に渾然としていて、
ある意味では、どれも「よい」とも「悪い」とも呼ぶことはできないとわかってくる。
だからこそ、それらには何の意味もないのである。
(1:2~7)
「悪い」考えと同様に、「よい」考えも躊躇せず使うようにする。
そうした考えはどれもあなたの真の想念を表してはいない。
真の想念はそれらにより覆い隠されている。
「よい」考えは、それを超えたところにあるものの影にすぎず、
影があれば見ることが難しくなる。
「悪い」考えは視覚を妨げるものであり、
見ることを不可能にする。
そのどちらも、あなたの望むものではない。
(2:2~6)
その目的は、意味のあるものから意味のないものを切り離すというゴールに向かって、あなたが最初の数歩を踏み出せるよう訓練することである。
これは、無意味なものを自分の外にみて、
意味のあるものを自分の内側に見ることを学ぶという長期目標における、
最初の試みである。
またこれは、何が同じもので何が異なったものかを認識できるように、
あなたの心を訓練する始まりでもある。
(3:2~4)
今日の概念を適用する対象としてあなたの考えを使うときには、
そこに含まれる中心的人物や出来事によってそれぞれの考えを確認し、
たとえば、次のように言う。
○○についてのこの考えには何の意味もない。
それは、私がこの部屋に「この路上に、この窓の外に、この場所に」
見ているものと同様である。
(4:1.2)
また、あなたが有害だと認識している特定の考えに、
この主題概念を使用することもできる。
そうした練習は有益だが、
演習として行うもっと無作為なやり方の代用とすべきではない。
ただし、心の中を点検するには、一分以上かけてはならない。
あなたはまだ未熟であるため、
どうしても雑念に氣をとられてしまいがちだからである。
(5:1~4)
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・両親についてのこの考えには何の意味もない。それは、私がこの部屋に見ているものと同様である。
・あの日の出来事についてのこの考えには何の意味もない。それは、私がこの部屋に見ているものと同様である。
・あの人についてのこの考えには何の意味もない。それは、私がこの部屋に見ているものと同様である。
・この身体の症状についてのこの考えには何の意味もない。それは、私がこの部屋にみているものと同様である。
・仕事についてのこの考えには何の意味もない。それは、私がこの部屋にみているものと同様である。
・結婚についてのこの考えには何の意味もない。それは、私がこの部屋にみているものと同様である。
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「悪いこと」と意味づけしていた考えが、この部屋のものと同じく意味がない。
そうなのかぁ~~~~、ちょっとの抵抗とちょっとの安堵があります。
「良いこと」と意味づけしていた考えが、この部屋のものと同じく意味がない。
そうなのかぁ~~~~、残念な感じがあります。
今まで信じてきてきたこと、
頑張ってきたこと、
苦しみだと思ってきたこと、
誇りに思ってきたこと、
守らないといけないと思ってきたこと、
悪いと思ってきたこと、
正しいと思ってきたこと、
それらのすべてが、
この部屋のものと同じで、何の意味もないのだと。
頭では抵抗や異議がわきますが、
心は静かな水平線が思い浮かびました。
全部を「同じ」と見ていく練習。
これは私にとってとても必要な練習で、
これからもやっていきたいです。