2020.2.16
レッスン16
私に中庸(ニュートラル)な考えはない。
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今日の主題概念は、自分の考えが何の結果も生まないという信念を一掃するための、
最初のステップである。
あなたの見ているすべては、あなたの考えがもたらす結果である。
この事実に例外はない。
考えには大小も強弱もない。
ただ真か偽かのどちらかである。
真実の考えは真実のものを創造する。
偽りの考えは、偽りのものを作り出す。
(1:1~7)
「無為な考え」という概念ほど、自己矛盾した概念はない。
世界全体についての知覚を生起させるほどのものを、無為などと呼べるはずはない。
あなたの抱く考えの一つひとつが、真理か幻想かのどちらかを助長する。
それは真理を延長させていくか、幻想を増幅させるかのいずれかである。
無を増幅させることは確かにできるが、
そうすることで、無を延長させることにはならない。
(2:1~4)
考えは決して無為なものではないと認識することに加えて、
救済のためには、自分が抱く考えはどれも平安か争いか、
愛か恐れかのどちらかをもたらすと認識する必要がある。
中庸な考えはありえないので、中庸な結果もありえない。
恐れの想念については、重要でないもの、取るに足りないもの、
思い悩む価値のないものとして退けたくなる誘惑があるため、
まずは、それらすべてが等しく破壊的であると同時に等しく実在性がないということを認識することが肝心である。
あなたがこのことを真に理解できるようになるまで、
私たちはこの主題概念を多くの形で練習することになる。
(3:1~4)
今日の概念を適用するにあたっては、目を閉じたまま、一分ほど心の中を探索するが、
見逃されがちなどんな「小さな」考えも見落とさないように、
しっかりと探すようにする。これは、慣れてくるまではかなり難しいことである。
人為的に区別しないようにすることが、
あなたには依然として難しいと感じられるだろう。
浮かんでくる考えはどれも、
あなたがそれにどんな性質を付与しているかに関わりなく、
今日の概念を適用する対象として適している。
(4:1~4)
今日の概念も、落ち着きを失わせるような特定の考えを自覚したときには、
いつでも使用する。この目的のためには次の形を使うとよい。
○○についてのこの考えは、中庸なものではない。
私には中庸な考えはないからである。
(5:4~6)
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「私に中庸な考えはない。」
・社会の在り方についてのこの考えは中庸なものではない。
私には中庸な考えはないからである。
・あの人についてのこの考えは中庸なものではない。
私には中庸な考えはないからである。
・私の過去についての考えは中庸なものではない。
私には中庸な考えはないからである。
・身体についてのこの考えは中庸なものではない。
私には中庸な考えはないからである。
・将来についてのこの考えは中庸なものではない。
私には中庸な考えはないからである。
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毎日毎日、自動反応でわいてくる「考え」を当たり前のように受け入れて、
そのような世界を生きていると思い込んでいます。
それは確かに存在しているように思えます。
あなたの見ているすべては、あなたの考えがもたらす結果である。
この事実に例外はない。
考えには大小も強弱もない。
ただ真か偽かのどちらかである。
真実の考えは真実のものを創造する。
偽りの考えは、偽りのものを作り出す。
偽りの世界を作り出し続け、見続けていたんですね。
本当の世界に戻りたいです。
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ワークをやってみて、
最初は自分の思考を否定するのにものすごく抵抗したくなりましたが、
それをやめて「私は中庸ではない」と認めるとホッとしました。
これまで、
私もみんなも幸せになるためには、
幸せにしない何かと闘って勝たなければならない。
そのために「考え」ている。
そんな小さな私の心の叫びがありました。
愛ではなくて怖れが動機でした。
「中庸な心」は私にはないのです。
まずはそれをただただ認めます。