2020.2.24
レッスン24
私は自分の最善の利益を知覚していない。
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生じてくるすべての状況において、
自分に幸せをもたらす結果は何かということを、
あなたは自覚していない。
したがって、あなたは適切な行動のための指針も、
成果を判断する方法も持ち合わせていない。
あなたが何を行うかは、その状況をあなたがどう知覚するかで決まる。
そして、その知覚は誤っている。
だから必然的に、あなたは自分自身にとって最善の利益となるようには行動しない。
しかし、正しく知覚されている状況においては、
自分の最善の利益となるもののみがあなたのゴールとなる。
正しく知覚されていなければ、
あなたは何が自分にとって最善の利益なのかを認識しない。
(1:1~6)
自分自身の最善の利益を知覚していないと氣づいたなら、
あなたはそれが何なのかを教わることができるようになる。
しかし、自分はそれを知っているという確信が存在する間は、
あなたは学ぶことができない。
今日の主題概念は、
学びが始められるようにあなたの心を開くための一歩である。
(2:1~3)
今日の演習には、あなたが日頃から慣れている以上の正直さが求められる。
(3:1)
ここでは、自分が望んでいる結果を明らかにすることが重点となる。
あなたもすぐに氣づく通り、あなたの心の中には、
望ましい結果の一部をなすものとして複数のゴールが存在し、
それらは異なったレベルのもので、しばしば互いに矛盾している。
(4:2.3)
○○に関する状況において、私は○○となってほしい、○○となってほしいし、○○となってほしい、、、、
(5:3)
これらの演習が正しく行われるなら、
あなたは自分がその状況には何の関係もない数多くの要求をしていることを、
すぐに認識することだろう。
あなたはまた、
自分のゴールの多くは互いに矛盾するものであること、
統一された結果を想定していないこと、
また、その状況がどう展開しても自分のゴールのどれかに関しては落胆を経験せざるをえないことを、認識するだろう。
(6:1~2)
この状況において、私は自分の最善の利益を知覚していない。
(7:2)
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・身体において、私は何の心配もしなくてよくなりたいし、ずっと一生不調が来てほしくないし、死ぬ直前までどこも痛くないであってほしいし、永遠に健やかで丈夫であってほしいし、整っていてほしいし、美しくあってほしい。
「身体」というこの状況において、私は自分の最善の利益を知覚していない。
・夫において、私は彼が幸せであってほしいし、そのためには自由であってほしいし、健康であってほしいし、私を大切にしてほしいし、そのためには私の気持ちをわかって組んでほしいし、霊的に悟って欲しい。寡黙であってほしいし、語ってほしい。
「夫」というこの状況において、私は最善の利益を知覚していない。
・社会において、私は社会が目覚めてほしいし、そのためにはそれぞれが自由であってほしいし、豊かであってほしいし、お互いを称え合ってほしいし、愚かであってほしくないし、残酷であってほしくないし、平和であってほしいし、シンプルであってほしい。「社会」というこの状況において、私は最善の利益を知覚していない。
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私は自分の最善の利益を「わかっている」と思い込んでいますが、
何もわかっていないのですね。
ただ漠然と希望しているものをあげ連ねると、
矛盾だらけです。
何も「わからない」です。
ただシンプルにひとつにまとめたら、
「内なる平安」だけを確かに求めています。
これだけしか求めていません。
そして、おそらく、それはもうすでにあるのだから、
求める必要のないものなのでしょう。
ですが「求める心」が止む時が、
それが真に理解できた時なんだと思います。