2020.3.15
レッスン44
神は光であり、その光の中で、私は見る。
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今日は昨日の主題概念にもう一つ別な次元を加えて、同じ概念を続けていく。
あなたは闇の中で見ることはできないし、
光を作り出すこともできない。
闇を作り出してから、その中で見ていると考えることはできるが、
光は生命を反映するものなので、被造物の一側面である。
被造物と闇は共存できないが、
光と生命は被造物の別々の側面にすぎないので、必ず一緒に存在する。
(1:1~4)
真に見るためには、光が外ではなく内にあるということを認識しなければならない。
あなたは自分の外で見ることはなく、視覚器官があなたの外にあるのでもない。
この視覚に不可欠な要素は、真に見ることを可能にする光である。
それは常にあなたとともにあり、あらゆる状況で心眼(ビジョン)を可能にしている。
(2:1~3)
今日は、その光に到達することを試みる。
この目的のために、
私たちは、以前にも示され、今度もたびたび活用することになる演習の形態を用いる。この形態は訓練されていない心にとっては、特に難しいものであり、
心の訓練の主要なゴールの一つである。
それは訓練されていない心に欠けているまさにそのものを必要とする。
しかし、あなたが真に見ようとするなら、この訓練を達成しなければならない。
(3:1~5)
今日使う練習の形態は、訓練されている心にとっては、最も自然で容易なものである。
しかし、訓練されていない心には、最も不自然で難しいものに思える。
(4:3)
あなたの心は、もはや、まったく訓練されていないわけではない。
あなたには、今日用いる演習の形態を学ぶための用意は充分にできているが、
強い抵抗感が生じることがあるかもしれない。
その理由は非常に単純である。
このやり方で練習するとき、あなたは自分が今信じている一切のものごとと、
自分が作り上げたすべての考えを後にすることになるからである。
正しく言うなら、これは地獄からの解放である。
しかし、自我の目を通して知覚されるならば、
それはアイデンティティーを失うことであり、地獄に落ちることにほかならない。
(5:1~6)
もしあなたが、ほんの少しでも自我から離れたところに立つことができたなら、
自我による反対や恐れが無意味だと認識することは少しも難しくないだろう。
あなたがこれとは逆のどのようなことを信じているとしても、
「光に達することは、闇から脱出することである」ということを、
ときどき思い出せば助けになるだろう。
あなたは光の中で見るのであり、神がその光である。
あなたは神に到達しょうと試みているのである。
(6:1~4)
練習は、目を開けたまま今日の概念を自分に繰り返すことから始め、
ゆっくりと目を閉じて、さらに数回その概念を繰り返す。
その後、一切の余念や雑念を静かにやり過ごしながら、心の奥へと沈潜する。
これをあなたが自分で止めることを選択しない限り、
あなたの心がこの途中で止まることはない。
心はそれ自体の自然な道筋に沿って進んでいくだけである。
現れては消えていく自分の考えを、
深入りせずに観察し、静かにそれらが消え去るままにする。
(7:1~5)
自分のしていることが重要なことであり、
自分にとって計り知れない価値があるという感覚や、
非常に神聖なことを試みているという自覚は、必要である。
救済はあなたが達成するものの中で最も喜ばしいものである。
また、
それはあなたにとって、真に役に立つ唯一のものなので、唯一意味のある達成である。
(8:1~3)
もしどんな形であれ抵抗を感じるようなら、
演習を休止して、恐れを自覚していない限りは目を閉じたままで、
今日の概念を繰り返す。
恐れがあるときは、少しの間、目を開けるほうが安心できるだろう。
それでも、できるだけすぐに目を閉じて演習に戻るようにする。
(9:1~3)
演習を正しく行っていれば、何らかのくつろいだ感覚や、
実際に光の中へと入らないまでも、光に近づいていく感じさえも体験するはずである。
世界の考えを通り過ぎていきながら、
形もなく限界もない光のことを考えるようにする。
そして、世界の考えに自分で力を与えない限り、
それらはあなたをこの世界につなぎ止めてはおけないということを、
忘れてはならない。
(10:1~3)
一日を通して今日の概念を何度も繰り返す。
目を開けたままでも閉じていても、そのときの都合でどちらでもよい。
けれども、とにかく忘れることのないようにする。
何よりもまず、今日は忘れないと決意することである。
(11:1~3)
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心はそれ自体の自然な道筋に沿って進んでいくだけである。
現れては消えていく自分の考えを、
深入りせずに観察し、静かにそれらが消え去るままにする。
自我はすぐさま不安を煽ってきました。
過去の一切を失うことになるぞ!と。
だけど、その主張を丁寧に見ていくと、怖がる小さな私が泣いていました。
なので、気が済むまで一緒にいてあげました。
そしたら、
「それは最初からなかった」と浮かびました。
怖さが去りました。
まやかしでした。
このワークは入念にやりたいです。
あの過去もあの過去も、
焦ることなく、
出てきた時は、
ただ優しく、
光に照らし、
光と一緒になっていくのを見ていきます。