心理学や化学や生理学、自己啓発でも、随分と謳われるようになってきた「潜在意識」。
心身のリラックスを促し、ゆだねる感覚が生じることで、「抑圧されてきた記憶と信念」を思い出したり、引き出したりして、
「抑圧されてきた記憶と信念」を解放したり、再構築をしたりすることで、
今現在に影響している「潜在意識」の記憶と信念が原因となっている「生き辛さ」や「トラウマ」や「問題」が解決に向かう。
以前の私は、これらのセッションや講座を提供してきました。
「潜在意識」の中にある記憶や信念を垣間見て、
「あぁ、この思い出がトラウマになっていたから、今の人間関係でも同じようなことになっていたんだなぁ」と氣づきが起こるので、
どんどん生き易くなっていきます。
ですが、決定的な解決は不可能だと言われていますし、私のこれまで数十年の癒しの実践の中でもそれは実感していました。
なぜなら、これらはあくまでこの世界で「個人」で生きるための処方箋なので、
「個人」であるがゆえに、「個人」として、この世界に関わり続けなければなりません。
なので、やはりやることなすことが「個人」の存続のための「防御」になってしまいます。
「防衛」に力を注いでいる限り、
「この世界」「人間関係」に対して、不信感はぬぐえませんし、
恐れや不平や不満がついて回ります。
相変わらず、延々と「個人」としての「防御」と「戦い」の毎日になってしまいます。
「防御」しきれていたり、「戦い」に勝っているときは安心で穏やかにいられますが、
「防御」しきれない状況や「戦い」に負けてるときには不安でやすらかではいられません。
「個人」が「わたし」だ!と信じている限りは、この一喜一憂のサイクルから逃れられないのでした。
「奇跡のコース」はこの永遠に続くと思われていた葛藤を、
いとも簡単に訂正してくれました。
とてもとてもシンプルな「真実」を提示してくれました。
【誤った想念から生じた結果を制御することが癒しをもたらせると信じるのは、無意味である。
あなたが恐れているとき、あなたはすでに誤った選択をしている。
それゆえに、自分にその責任があると感じているのである。
あなたは、自分の行動ではなく心を変えなければならない。
そしてそれは、まさに意欲の問題である。
あなたは心のレベル以外では導きを必要としない。
訂正は、変更が可能なレベルのみに属する。
変更は症状のレベルでは何の意味もない。
そこでは効力をもたない。 (テキスト 第2章 Ⅴ 3)】
これらの言葉で表されているように、
私たちが「身体」ではなく「心」だと思い出したら(認めたら)、
それこそが逆転のクリアリング、究極の癒しが起こるのです。
「心」というものは「形」を持ちませんので、
科学的、量子力学的な表現では「素粒子」「周波数」と捉えてみるとして、
わたし達の本質の「心」には境がない!!!!!となります。
すべてが「同じ」だということです。
「身体」じゃないということは死なないといけないの?と思いがちですが、
そうではなくて、「奇跡のコース」↑にて、
【あなたは、自分の行動ではなく心を変えなければならない。
そしてそれは、まさに意欲の問題である。】
わたし達の本質は「心」だという信頼の意識に戻る意欲だけが必要だと述べられています。
わたし達は「心」・・・・・・だから「同じ」なのだ!という氣づきだけなのです。
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この理解を持ったことで、
「潜在意識」の記憶や信念、トラウマ、問題、葛藤はなんの力をもたない幻だったという氣づきが育まれていきます。
その理解の上でのヒプノセラピーやゲシュタルト療法、カウンセリングなどの各種セッションに取り組むことで、
「個人」を「個人」として留めていた「記憶」や「信念」が優しく溶けていくでしょう。
「心」へ誘うセラピーの提案なのです!
今後もそれらの提案の誘導や言葉をシェアしていきたいです。
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私はこの理解が起こるまでは、
やはりどうしても、自分の両親や、許せなかった人達や辛かった思い出が心の中から消えることがありませんでした。
思い出さないようにしている(抑圧)していただけで、平気なふりをしたり、何か別のことで気を反らしたりしているだけでした。
もう、思い出さないようにしたり、平気なふりをしたり、別の何かで満たす必要はなくなりました。
すべてが「同じ」、みんな「光」、ありとあらゆるものが「愛」なのです。
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【Humming】HP➡https://kuzira826.wixsite.com/humming
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