【奇跡講座】 気づきメモ ~Humming~

「欠乏」の夢から目覚めると、「愛」そのものがわたしたちでした。

時間の世界を見抜く(W レッスン129)

砂となって風に飛ばされるこの世界を握りしめていたのは「罪悪」の心でした。

「罪」にふさわしい生き方をしていたのです。

そしてその「罪」は自分で捏造したのでした。

誰一人としてこの夢から覚めない人はいません。

私たちは皆、この悪夢を後にします。

 

今、「個」としての私から離れ、一つの光だということを認めます。

私も私たちも皆そうです。

この世界をひとつの光とします。

 

それ以上はもう何も求めません。

・・・・・・

レッスン129

 

この世界を超えたところに、私の望む世界がある。

 

ここで少しの間、この世界の価値についてもう一度考えてみることにする。

そうすればおそらくあなたも、この世界に価値があるとする考えをすべて放棄しても損はないと譲歩してくれることだろう。

あなたに見えている世界は、本当に慈悲のかけらもない世界である。

不安定で、残酷で、あなたのことなど気にもかけず、すぐに仕返しをしてくるし、憎悪に溢れていて情け容赦がない。

それは、与えるけれどいずれは取り上げ、あなたがしばらくの間大事にしていたものをすべて奪い去る。

永続する愛はここにはないので、ここでは見つからない。

これが時間の世界であり、ここではすべてのものに終わりが訪れる。

(2:1~6)

 

そうした世界のかわりに、失うということ自体が不可能な世界を見つけることは、損失だろうか。

愛が永遠に存続し、憎しみが存在せず、報復が無意味であるような世界を見つけることが、損失だろうか。

あなたが本当に望むものを見出すのは損なことだろうか。

それらには終わりがなく、時間を貫いていつまでもあなたが望む通りに存続すると知ることが、損なことだろうか。

しかし、その世界さえも、最後には私たちが語ることのできないものへと入れ替わる。

なぜなら、あなたはそこからさらに、言葉がまったく役に立たなくなり、言語では語られずとも確実に理解される沈黙の中へと入っていくからである。

(3:1~3)

 

白日のごとく明瞭ではっきりとした親交の状態は、永遠に限りなく存続する。

そして、神ご自身がわが子に語りかけ、神の子は父に語りかける。

彼らの語ることは象徴化できないので、彼らの言語に言葉はない。

彼らの智識は直に理解され、完全に共有され、完全に一なるものである。

世界に縛られているあなたは、こうしたものから何と遠く離れていることだろう。

しかしまた、この世界を自分が真に望む世界と交換するとき、あなたはどれほどそこに近づくことだろう。

(4:1~6)

 

今や最後の一歩は確実であり、あなたは今、時間を超えた彼方からほんの一瞬だけ離れたところに立っている。

ここではあなたはただ前方を見つめることができるだけであり、二度と再び後ろを振り返って自分の望まない世界を見ることはない。

あなたをとらわれの身としておくためにこの世界が並べ立てている卑小なものごとから自分自身の心を解き放つとき、それと入れ替わりに訪れる世界が、ここにある。

卑小なものごとに価値を認めずにいなさい。

そうすれば、それらは消えてゆくだろう。

それらを尊重するなら、それらが実在するように見えるだろう。

(5:1~5)

 

選択できるのはそれだけである。

虚無に価値を認めないという選択をすることで、あなたがどんな損をするというのだろう。

この世界にはあなたが真に望むものは何もないが、あなたがこの世界のかわりに選ぶものは、まさしくあなたが望んでいるものである。

今日、それがあなたに与えられるようにしよう。

それはただあなたに選択されるのを待っている。

それは、あなたが探し求めてはいるが本当は望んでいないものすべてと、入れ替わるものである。

(6:1~5)

 

朝と夜と、その中間にもう一回、それぞれ一〇分間、この変化を起こしたいという意欲を確かめる練習をしなさい。

次の言葉で練習を始める。

 

この世界を越えたところに、私の望む世界がある。

私はこの世界のかわりに、その世界を見ることを選択する。

この世界には私が真に望むものは何もない。

 

それから、あなたが見ている世界に対し目を閉じて、静かな暗がりの中で、この世界のものでない光が一つずつ灯っていくのを見守りなさい。

それらは次第に一つずつ溶け合い、どこからどこまでが一つの光なのかわからなくなるだろう。

(7:1~5)

 

今日、あなたが闇の世界を離れて休らうとき、天国の光があなたの上に降り注ぎ、瞼の上に輝く。

ここにはあなたの目には見えない光がある。

しかしあなたの心はそれをはっきりと見て、理解することができる。

今日、恩寵の一日があなたに与えられ、私たちは感謝を捧げる。

あなたは失うことを恐れてきたが、失うものとは、ただ「損失」だけだったということを、今日、私たちは悟るだろう。

(8:1~5)

 

今、私たちは損失というものは存在しないことを理解する。

ついにその反対の世界を見たからである。

そして、その選択がなされたことに、私たちは感謝する。

毎時、自分の決心を思い起こし、自分の抱く考えはいずれも退けて、少しの間、次の概念を思うことにより、自分の選択を確認する。

 

私が見ている世界には、私が望むものは何もない。

この世界を越えたところに、私の望む世界がある。

 

(9:1~5)