この世界に夢中にならなきゃダメなんだと思い込んでました。
肩すかしをくらっても、それは自分の実力不足なんだと叱咤したり。
不満を感じる自分を責めました。
何かを成しえても、不足感が終わることもありませんでした。
そもそも、これこそが自我の働きだったのです。
外側の世界を、幻想を、追いかけることで、
実在に目を背けていたのです。
一度も愛から離れてはいません。
一度も天国から離れてはいませんでした。
濁った水に慣れ切っていただけでした。
静かにし尽すと、
塵は落ちてしまい、
透明さが現れます。
その透明の清々しさそのものと一致し始めます。
ここ以上の場に、満足はありませんでした。
・・・
ワークブック
レッスン272
幻想が神の子を満足させるだろうか。
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父よ、真理は私のものです。
私の家は、あなたの意志と私の意志により天国に置かれています。
夢が私を満足させるでしょうか。
幻想が私に幸福をもたらすでしょうか。
あなたについての記憶以外に、何があなたの子を満足させられるでしょう。
私はあなたから与えられたものより以下のものは、受け入れません。
私は、永久に、静かに優しく安全に、あなたの愛に包まれています。
神の子はあなたが創造したままに在るはずです。
今日、私たちは幻想を通り越して進む。
もしも、夢の中にぐずぐずと滞まっていたいという誘惑の声が聞こえたなら、そこから顔をそむけて、自分自身に尋ねよう。
地獄と同じように簡単に天国を選択でき、愛が喜んですべての怖れと入れ替わるというときに、神の子である私たちが夢で満足できるのだろうか、と。
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