これまで自我の計画で生きてきた。
なので、自我的な体験をしてきた。
良い感じの思いも、その逆の思いも体験してきた。
よくよく観察すると、「罪悪」に留まっていて、「個人」の夢を見続けていた。
その夢があまりにもなじみ深かった。
自我の計画から一切手を引けるのか?
行きつ戻りつしながら、少しずつだった。
何にも計画立てず、純粋で新鮮な今に触れる意欲。
どちらにせよ、そのように促されているのは否めない。
一択で私には選択肢は最初からなかった。
抵抗をやめるだけなのだ。
力を抜くだけなのだ。
「今」という「空間」には真新しさと愛しかないのに、自我の主張が強い間は退屈さや虚無として受け取る。
自我はつまらないと不満。
怖くて逃げる。
居てもたってもいられなくなり、自我の計画で覆う。
覆うのをやめて、踏みとどまれるようになったのは、垣間見た「平安」の静けさの心地よさ。
自我の高揚感にほとほと疲れ、「今」に意欲を向けて、ようやく深い安らぎに落ちていく。
じんわりしっとりと満たされていく。
全体そのものだった。
・・・・・
ワークブック
レッスン286
今日、天国の静けさが私の胸を満たす。
・・・・・
父よ、今日は何と静かなのでしょう。
もの音一つたてず、すべてのものがあるべき場所に納まっていきます。
今日という日は、自分は何もする必要はないという学びを、私が理解するようになる時として選ばれた日です。
あなたの中では、すべての選択がすでに為されています。
あなたの中では、すべての葛藤がすでに解決されています。
あなたの中では、私が見つけたいと望むすべてが、すでに私に与えられています。
あなたの平安は私のものです。
私の胸には静けさがあり、私の心には安息があります。
あなたの愛が天国であり、あなたの愛は私のものです。
今日の静けさは、私たちがすでに道を見出し、完全に確かなゴールに向かってその道を遠くまで旅してきたという希望を与えてくれる。
今日、私たちは神ご自身が私たちに約束した旅の終わりを疑わない。
私たちは神を信頼し、今も神とひとつである私たちの自己を信頼する。
(全文)