肉体を生きる決心をしたときから、私は恐れを抱いて生きてきたのだ。
「奇跡講座」に出会わなければ確信が持てないことだった。
うっすらと感じていたけど、「肉体」じゃない感覚を持っていることはおかしいことだと思ってたし、確かめようがなくて黙っていた。
自分自身を肉体だと信じようとし、家族や友人も肉体だと見てきた。
それは「恐れ」によるつながりだったのだ。
自分も家族も友人も肉体を通さなくてよかったってことに安堵している。
「肉体」に磔にすることをやめられて自由さが蘇る。
「肉体」は夢だ。
崇めることも嫌うこともないものだ。
この世界のすべての「形」がそうなのだ。
それはただ、「空間」に置いておかれ、癒され、ゆるされ、くつろがれ、光に溶けるもの。
愛に溶け、愛そのものとして蘇る。
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ワークブック
レッスン287
父よ、あなただけが私のゴールです。
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天国よりほかに、私の行きたいところがあるだろうか。
何が、幸福の代替となりえるだろうか。
神の平安以上に、私が望む贈り物があるだろうか。
探し求め、見出し、自分のものにしておきたい宝として、私のアイデンティティーに匹敵するものがあるだろうか。
私は愛よりも怖れを抱いて生きたいだろうか。
父よ、あなたは私のゴールです。
あなた以外に何を得たいと願うでしょう。
あなたへと導く道のほかに歩みたい道があるでしょうか。
あなたについての記憶以外に、夢の終わりや、真理のむなしい代替の終わりを知らせてくれるものがあるでしょうか。
あなたは私のただ一つのゴールです。
あなたの子はあなたに創造されたままでありたいのです。
これ以上に、自分の自己を認識し、自分のアイデンティティーとひとつになれる道があるでしょうか。
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