自分の考えがどれだけ暴走しても、空に消えていく。
今日、歯医者に行く予定と、そのあと、あまり知らない人を会う。
これまでなら、自我なりの防衛対策に沿って、考えたり、心を整えておいたりする。
もう痛い目に合いたくないとか、歳取ることが憂鬱だとか、どんなことを言われるんだろうとか、ペースを乱されないようにしようとか、ちゃんと問題は解決できるだろうかとか。
だけど、そんな準備はいらなかったのだった。
思考が必要ない世界には愛だけがある。
そして、私も、皆も、全ての被造物はそこにいる。
表面で何が起きているように見えて、身体がどうなったとか、あの人がこんなことしたとか言ったとか、と、そこに囚われたい誘惑にかられても、その感覚だけを感じながら、そこから、退き、愛に浸る。
何もかもが含まれている愛に浸る。
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ワークブック
レッスン338
私は自分の考えのみに影響される。
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救済が全世界に訪れるために必要なのは、これだけである。
この一つの考えの中で、誰もがつい恐れから解放される。
今や彼は、誰も自分を脅かさず、何も自分を危険にさらすことはないと学んだ。
彼に敵はなく、外界からの一切から安全に守られている。
彼の考えが彼自身を怯えさせることはできるが、そうした怖れの考えは彼ひとりのものなので、彼にはそれらを変化させ、それぞれを愛に満ちた幸福な考えへと交換する力がある。
彼は自分自身を十字架にかけた。
しかし神は愛するわが子は贖われるという計画を用意した。
父よ、あなたの計画は確実です。
その計画だけが確実なのです。
ほかのすべての計画は失敗します。
救済へと導く唯一の想念をすでにあなたから与えられていると学ぶまで、私は自分を怯えさせる考えを抱くことでしょう。
私の計画だけでは失敗し、私をどこへも導きません。
けれどもあなたが与えてくださった想念は、あなたがあなたの子に与えた約束を内包しているので、私をわが家へと導くことを約束しています。
(全文)