【奇跡講座】 気づきメモ ~Humming~

「欠乏」の夢から目覚めると、「愛」そのものがわたしたちでした。

用語の解説 6.聖霊

答えがないことに対しては答えない。

 

それだけなのだなぁと。

 

答えがないことに対して答えようとしない。

 

答えられないし、その必要もない。

 

それよりも、愛でよう。

 

愛でることだけが自然なことだ。

 

・・・

用語の解説 6.聖霊

 

エス聖霊の顕現である。

彼は天に昇った後、すなわち、神に創造されたままの神の子キリストと完全に同一化した後に、聖霊を地上に呼び降ろした。

聖霊は一なる創造主による被造物であり、神と同質のものとして、つまり霊として神と共に創造しているので、永遠なるものであり、変化したことは一度もない。

聖霊が「地上へ呼び降ろされた」というのは、今では聖霊を受け入れてその声を聞くことが可能になったという意味においてである。

聖霊の声は神に代わって語る声であるから、形態をもつものとなったということである。

この形態は、神および神の一部である真の神の子キリストだけが知っている聖霊の実相ではない。

 

このコースで描写されている聖霊は、私たちに分離に対する答えを与え、贖罪の計画をもたらし、そこにおける私たちの具体的な役割を定め、それがまさに何であるのかを示してくれる存在である。

聖霊はイエスをその計画を実行する先導者と定めたが、それは、イエスが自らの役割を完璧に果たした最初の者だったからである。

それゆえに、天においても地においても一切の力がイエスに与えられているのであり、彼はあなたが自分の役割を果たしたとき、その力をあなたと共有するだろう。

贖罪の原理は、イエスがそれを始動させるずっと以前に聖霊に与えられていたものである。

 

聖霊は、分離した神の子らと神との間に残っている親交の絆であると描写されている。

この特別な機能を果たすために、聖霊は二重の機能を担ってきた。

神の一部であるがゆえに、聖霊は知っている。

そしてまた、人類を救うために遣わされたがゆえに、聖霊は知覚している。

聖霊は大いなる訂正の原理であり、真の知覚をもたらすもの、キリストの心眼に内在する力である。

聖霊は光であり、その光の中では赦された世界が知覚され、キリストの顔だけが見られる。

聖霊は決して創造主やその被造物を忘れない。

神の子を忘れることもない。

あなたを忘れることもない。

それは聖霊は、神がそこに置いたがゆえに決して消されることのない永遠の輝きの中で、父の愛をあなたのもとへと運ぶ。

 

聖霊はあなたの心の中のキリストの心の部分に宿っている。

聖霊は、あなたの自己とあなたの創造主を表象しており、両者は一なるものである。

聖霊は両者とつながっているので、神を代弁すると共に、あなたをも代弁する。

したがって、両者が一なるものであることを証明するのは聖霊である。

聖霊が声であるかのように思えるのは、そのような形で神の言葉をあなたに語るからである。

遠い国を旅するための導き手のように見えるのは、あなたがそのような形の助けを必要としているからである。

聖霊は、あなたが自分に必要だと思っていることを満たすどんなものでもあるように見える。

しかしあなたが自分自身を、本当は不要なものと必要と思い込む罠に陥った者として知覚するとき、聖霊はそれには騙されない。

こうしたものから、聖霊はあなたを解放しょうとする。

こうしたものから、あなたを安全に守ろうとする。

 

あなたはこの世界における聖霊の顕現である。

あなたの兄が、自分と一緒に聖霊の声になるようにと、あなたに呼びかけている。

彼はひとりだけでは機能がないので、ひとりでは神の子の助け主にはなれない。

しかしあなたとひとつにつながったなら、世界の輝かしい救済者となり、世界の救いにおける彼の役割をあなたが完成させたことになる。

聖霊はあなたにも彼にも同じように感謝する。

なぜなら、彼が世界を救い始めたとき、あなたも彼と共に立ち上がったからである。

そして時間が終わるとき、あなたは彼と共に居るだろう。

そのとき、か細い死の旋律に合わせて踊るあなたについての悪意の夢は、跡形も無く消え去っている。

その旋律の代わりに、少しの間、神への賛美歌が聞こえる。

そしてその後、声は消えてしまう。

もはや形に表れることはなく、神の永遠なる無形性へと戻っていく。