【奇跡講座】 気づきメモ ~Humming~

「欠乏」の夢から目覚めると、「愛」そのものがわたしたちでした。

祈りの歌 第三章 癒し Ⅳ.癒しのもつ聖性

最初から癒されていたのだったと受け入れます。

 

また、自分の言葉は必要なかったことに、深く癒やされます。

 

何もかもが対等なので、共通言語は静寂。

 

その全てそのものの中。

 

わたしたちの何もかもが癒しそのもの。

 

すみやかに赦し、祈りの中でくつろぎ、明け渡されて癒しの延長そのものの中です。

 

・・・

第三章 癒し 

 

Ⅳ.癒しのもつ聖性

 

癒された者たちは、何と神聖であることだろう!

彼らの視界においては、彼らの癒しと愛を兄弟たちが共有している。

平安をもたらす者たちーすなわち、神の声である聖霊が神を代弁して語るときに聖霊の声となる者たちーこのような存在が、神の治療者たちである。

彼らはただ神のみを代弁して語り、決して自分自身のためには語らない。

彼らは、神からのものではない贈り物はもっていない。

そして、これらのものを彼らは共有する。

なぜなら、彼らは、それが神が望むことだと知っているからである。

彼らは特別ではない。

神聖である。

彼らは聖性を選択し、分離した夢の数々をすべて手放した者たちである。

それらの夢とは、彼ら自身よりも不遇な者たちに非対等な贈り物を授けることを可能にしていた特別な属性についての夢であった。

彼らは赦すことができ、祈りの歌に加わることができる。

その歌の中では、癒された者たちが自分たちの融合と神への感謝をうたっている。

 

赦しの証しとして、そして祈りを援助するものとして、また、真に教えられた慈悲がもたらす結果として、癒しは祝福である。

そして世界はにわかに口を揃えて、祈りの声でそれに答える。

赦しは、草の葉や、翼のあるものや、地上の生きとし生けるものすべての上に輝き、慈悲深い慰めのひとときをもたらす。

ここに恐れの隠れ家はない。

聖なる一体性に包まれた愛が訪れたからである。

時間はただ、世界が輝きのうちに消え去るとき、祈りの最後の抱擁を一瞬の間、地上にとどまらせるためにのみ残っている。

この瞬間が、すべての真の治療者たちのゴールであり、それは、キリストの似姿を見てキリストのように教えよと、キリストから教えられた者たちのゴールである。

 

キリストが癒すのを助けるというのは、どのような意味か、考えてみなさい!

これ以上に神聖なものがあるだろうか。

神は、神の治療者たちに感謝している。

なぜなら、癒しの原因は神ご自身であり、ご自身の愛であり、また、ご自身の完成として回復した神の子であり、また、ご自身の被造物の聖なる歓喜を共有するために戻ってきた神の子であることを、神は知っているからである。

部分的な癒しを求めてはならない。

また、神を思い出す代わりに偶像を受け入れてはならない。

神の愛は決して変化したことはなく、これからも変化することはない。

あなたは神の被造物全体と同じく神にとって大切である。

なぜなら、その全体が神の永遠の贈り物としてあなたの中にとどまっているからである。

哀れな世界の中で千変万化する夢が、あなたに必要なものだろうか。

神の感謝を忘れてはならない。

祈りの聖なる恩寵を忘れてはならない。

神の子の赦しを忘れてはならない。

 

あなたはまず最初に赦し、それから祈り、そして癒される。

あなたの祈りは昇っていき、神に呼びかけた。

神は聞き、そして、答える。

あなたはすでに、自分は自分自身のために赦し、祈るにすぎないということを理解した。

そしてこの理解において、あなたは癒される。

祈りの中で、あなたは自分の源とひとつになったのであり、そうして、自分はそこから一度も離れたことがなかったと理解したのである。

このレベルの達成は、あなたがひそかに抱く憎しみがなくなり、神の子を攻撃したいという欲求もなくなるまでは、不可能である。

 

決して次のことを忘れてはならない。

神の子である者とはあなたのことである。

そして、あなたが彼に対してどのような者であることを選択するかに応じて、あなたは自分自身に対しても、神に対しても、その通りの者となる。

また、あなたの裁きも、神に届かずにはいない。

なぜなら、あなたは神の被造物の中にあなたが見る役割を神にも付与するからである。

間違った選択をするのはやめなさい。

さもなければあなたは、神ではなく自分が創造主であると思い、そうなると、神はもはや原因ではなく、単なる一つの結果だということになる。

今や、癒しは不可能となる。

神があなたの欺瞞と罪悪ゆえに責められるからである。

愛そのものである存在が、恐れの源になる。

なぜなら、今では、恐れしか正当なものとなり得ないからである。

復讐の神のすることとなる。

神を破壊する大いなるものが、死であるということになる。

そして、病気、苦しみ、嘆かわしい損失が、地上のすべての者の身の上となり、地上はもはやそれを救わないと誓った神に見捨てられて、悪魔の保護下に置かれた場所となる。

 

私の子供たちよ、そのように歪んだ想念を胸に抱かずに、もう一度、私のもとにきなさい。

あなたは今もなお神聖である。

完全な無罪性の中であなたを生み出し、今もあなたを平安の腕で包んでいる聖性が、あなたと共にある。

今、癒しの夢を見なさい。

それから起き上がって、すべての夢を永遠に手放しなさい。

あなたは父の愛する者であり、自分の家から一度も離れたことのない者である。

また、あなたは、自分の中の真理である愛に逆らって頑なになった思い胸と血のにじむ足で、過酷な世界をさまよってこともない者である。

あなたのすべての夢をキリストに渡してしまいなさい。

そして彼を癒しへの導き手とならせなさい。

彼は祈りによって、この世界が囲む哀れな領域を超えたところへと、あなたを導きだろう。

 

彼は私に代わって訪れ、私の言葉をあなたに語る。

私は、疲れ果てたわが子を、悪意の夢から私のもとへ呼び戻し、久遠の愛と完全なる平安の優しい抱擁の中へと迎え入れようとしている。

私の腕は、愛するわが子に向って開かれている。

その彼は、自分が癒されていることを理解していない。

また、自分の祈りが、愛の聖性の中で、喜びあふれる感謝の歌を全被造物と共に斉唱するのをやめたことは一度もないということも、理解していない。

一瞬の間、静まりなさい。

厳しく辛い努力と敗北のざわめきの背後に、あなたに向って私のことを語る声がある。

これを一瞬の間、聞きなさい。

そうすれば、あなたは癒されるだろう。

これを一瞬の間、聞きなさい。

そうすれば、あなたは救われている。

 

天罰の夢から私の子供たちを目覚めさせるために、私を手伝ってほしい。

それは、恐れに苛まれる小さな生命についての夢であり、たちまちのうちに終わってしまうので、一度も存在しなかったも同然である。

その代わりに、私があなたに永遠を思い出させよう。

その中では、あなたの愛が私の愛と共に無限の彼方へと延長していくにつれて、あなたの喜びもさらに大きくなっていく。

そこでは時間や距離には何の意味もない。

あなたが悲しみの中で待つ間、天国のメロディーは未完である。

なぜなら、あなたの歌は愛の永遠なるハーモニーの一部だからである。

あなたがいなければ、創造は成就されていない。

わが子から一度も離れたことのない私のもとへ戻りなさい。

耳を澄ましなさい。

私の子供たちよ、あなたの父があなたを呼んでいる。

愛への呼びかけを聞くのを拒否してはならない。

キリストに対し、彼自身のものを拒んではならない。

天国はここにあり、天国があなたの家である。

 

創造は、時間の柵を超えていき、世界から大きな重荷を取り除く。

軽やかな胸で、その到来に挨拶しなさい。

影が柔和さの中で消えていくのを見なさい。

聖なる神の子である彼の血のにじんだ額から、茨がそっとすべり落ちるのを見なさい。

聖性の子であるあなたは、何と麗しいことだろう!

何と私に似ていることだろう!

どれほどの愛を込めて、私はあなたを私の胸と腕に抱きしめることだろう。

あなたが与えた贈り物の一つひとつが、私には何と愛しく思えることだろう。

あなたは私の子を癒し、彼を十字架から降ろしたのである。

立ち上がって、私が与える感謝を受け取りなさい。

そして私の感謝と共に、まずはじめに赦しの贈り物が訪れ、次に永遠の平安が訪れるだろう。

 

だから今、あなたの聖なる声を私に返しなさい。

祈りの歌は、あなたなしでは黙したままである。

この宇宙があなたの解放を待っている。

それは宇宙自体の解放だからである。

宇宙とあなた自身に対して親切でありなさい。

そして、それから私にも親切でありなさい。

私があなたに求めるのは、ただ、あなたが慰められ、これ以上、恐怖と苦痛の中で生きることがなくなることである。

愛を捨て去ってはならない。

次のことを覚えておきなさい。

あなたが自分自身と世界について何を考えていようとも、あなたの父はあなたを必要としている。

そして、あなたがついに平安を抱いて父のもとに戻るまで、父はあなたを呼び続けるであろう。