何も失っていなかった。
犠牲になった、と思っていた。
犠牲にした、と思っていた。
その夢をゆっくりなぞる。
本当にそうなのか、聖霊とともに見る。
愛だけがある。
愛というすべてがある。
・・・
レッスン322
私が放棄できるのは、一度も実在しなかったものだけである。
・・・・・
私が犠牲にするのは幻想のみである。
幻想が去るとき、私は幻想が隠そうとしていた贈り物を見つける。
それらは私を大歓迎し、神の往古のメッセージを与えようと待ち構えている。
神のついての記憶は、私が神から受け取る贈り物の一つひとつに宿っている。
そして夢という夢のすべて、神のひとり子を隠すことに役立つのみである。
神の子は神の似姿であり、神聖な一なる自己であり、今も私の中に住まうと同時に、神の中に永遠にとどまる。
父よ、あなたにとっては、犠牲というものは永遠に考えもつかないものです。
ですから私は夢の中でしか犠牲を払えません。
あなたに創造されたままに存在する私は、あなたが与えてくださったものを放棄することはできません。
あなたから与えられなかったものに実在性はありません。
恐れを失うこと以外に、どんな損失があると予測されるでしょう。
そして恐れを失えば、愛が私の心に戻ってきます。
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