「全体」に心を閉ざしていた。
これとはつながって、あれとはつながらない。
そんな自我の言い張りが、小さな小さな部分であってもある間は、全体に心を閉ざしている。
分離を見てるという錯覚。
分離の夢と格闘するのはやめよう。
そんなつもりなかったけど、無意識の奥まで見えてきて、その隅の方に隠れていたものに光が当たる。
つながらないための努力の数々をやめよう。
力を抜こう。
幸せになるのが居心地悪い。
そんな自我の言い張りにそっと寄り添い、全部光に照らされよう。
・・・
ワークブック
レッスン311
私はあらゆるものごとを、自分が望む通りのものとして判断する。
判断というものは、真理から身を守る防衛の武器として作り出された。
それは判断されている対象を分離させ、あたかも個別のもののように引き離す。
それからそれを、あなたが望む通りのものに作り上げる。
それは全体が見えないために、自ら理解できもしないものについて是非の判断を下している。
だから、誤った判断をする。
今日、私たちはそうした判断を用いるのはやめて、それを別の目的に用いる聖霊への贈り物としよう。
聖霊は、私たちが自分自身に敵対して下した判断にまつわる苦悩をやわらげ、神の子についての神の審判を私たちに与え、心の平安を再び確立する。
父よ、今日、私たちは、あなたの愛し子についてのあなたによる審判を聞けるよう、開かれた心で待ちます。
私たちは神の子を知らず、彼を判断することはできません。
ですから、あなたにわが子として創造された彼の本性については、あなたの愛による決定にお任せします。
(全文)